あなたを好きということ



『でも懐かしいなぁ~
 また、琴芭と会えるとかぁ~♪』

「あたしも嬉しいよぉー♪
 今さっきなんて三並さん?とか言うから誰かと思ったぁ(笑)」

『だって間違えてたら嫌じゃんかぁ~』

「なにそれぇ~(笑)」






3年ぶりに話をする怜子は
一段と大人っぽくて

つい最近まで都会にいましたというのが
分かるくらいオーラが漂ってた








『・・・怜子???』

『わぁ~早苗じゃぁ~ん♪
 久しぶり~☆☆』

『えっ!?本当に怜子!?
 もぅビックリしたよぉ~!!!』




早苗と怜子が2人で話ているのを見てあたしは

"えっ・・・すっごい絵になる”



とふと思ってしまったあたしは




”あっ絶対にあたし浮いてる・・・”



と思い2人から自然とジリジリと離れていってしまった








『琴芭?何そんな遠くにいるの?』


「いや・・・なんとなく(笑)」





何やってんだかぁ~と早苗は笑いとばして
あたしを標準位置へとひきずっていった