『・・・は?』
『琴芭!!!』
「うわぁぁ!なにぃ!?」
『もぉーボーッとしてるんだから(笑)
早く帰ろっ?』
あれから山本とは、何回も学校の廊下とかで
すれ違うようになった
時々目も合って、あたしはそのたんびに
顔が真っ赤になっていた。
そして、日がたつにつれて山本への想いは、
本当なのだろうかと思った。
そしてしまいには、「あたしは、山本が好きじゃない」
そうやって自分自身にウソをつくようになった。
すれ違って顔が真っ赤になっても
「前まで好きだった人だから少し気になるだけ」
そういって、何回も何回も自分に言い聞かせた。