あなたを好きということ



あたしは、黙ってまた同じ場所に座った

それから正輝は、しゃがんで顔を伏せたまま
話しはじめた


『俺らさぁ・・・もう別れてちょーたつやろ?』

「・・・うん」

『俺さぁやっぱ琴芭のことめっちゃ好きで
 忘れられなくて・・・
 そんな時、声をかけて助けてくれた奴が愛美だった
 俺、愛美と一緒にいて
 忘れられるって思った琴芭のこと・・・』

「うん・・・」

『そんな時、駅のホームでお前を見かけたんだよ』

「・・・」

『お前が泣いてた』