あたしは、長い話が嫌いなうえに
長い間、ずっと同じ場所にいらされるのが
大っ嫌いだった
だから少しでも気を紛らわすために
怜子と式中ずっと話しをしていた
『あってか・・・えーと誰だっけ?』
「(笑)なにぃ?」
『そぅそぅ!古谷大貴とは、どーなったのぉ~?』
「・・・」
古谷大貴【ふるやだいき】
怜子が引っ越す時、あたしが好きだった人
本当に好きだった人
「う~ん・・・今はどーでも~」
『そ~なのぉ!?お似合いだったのにぃー・・・』
本当に好きだったし
仲がよかったんだ
まっとうの昔の話だし
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