「えっ?飛んだってあなたが?」

「ああ、普通だろ?」

「どこが?!アブノーマルもいいとこよ!人間が飛べるなんてありえない…!」


「いやいや、姉ちゃん…ありえない…なんてありえないんだよ」

「えっ?」

「っていうか、エリトリア・ドラゴンどこ?ぶっ飛ばしにきたんだけど。」


「あ………あそこの広場に…………」

「そっか。あんがと。じゃ、隠れてな。すぐに終わらせるから。」

「あなたはどうするの?!っていうか人間がドラゴンに勝てるわけがない……」

「ああ、そのへんなら心配いらねぇよ。オレ、人間じゃないから。」