あれから1年。 「お返しは満足できた?」 ニコッと笑う上坂君。 私は今この人に恋している。 はじめは1本のペン。 たかがペン、されどペン。 私は上坂君のところまで走って行って抱きついた。 ギュッとしてから、すぐに離れて 私の想いの詰まった甘いミルクチョコレートを渡した。 「ありがとう。」