「ホントはペンをくれる前から野上さんが好きでした。」



カミングアウトしちゃったと言いながら1人ではしゃいでいる。




「えっ?いつから?」



「秘密~
一目惚れだから♪

でもペンの時が初めてじゃないんだよ。」



「その前に会ってるってこと?」



「もう秘密~」




結局細かいことまでは教えてくれなかった。


いつ会ったんだろう?


全く思い出せない。




高2からの思い出は


いいことも、悪いことも


全部真弥しかいない。



それだけ真弥の存在が私にとって大きかったんだなぁと思う。


だから終わりもきちんとしようと決めた。