真弥は自分で殴ったくせに 目を見開いたまま私の顔を見て驚いている。 自分で殴ったのに。 真弥も顔は殴るつもりはなかったのだろう。 私はそんな真弥のこと気にしてられるほど体力が残っておらず、 床にぐったりと倒れていた。 すると真弥が近づいてきて、 私の髪を震えてる手で撫でると 私を抱えてベッドに寝かせてくれた。 私の体の上に布団をかけ、 今にも泣きそうな顔で私をみると さっさとお風呂へ入っていった。