「大丈夫。 急いでるからもう行くね。」 真弥が相当イライラきてるっていうのがわかったから、慌ててさよならをした。 「そうなんだ。 引き留めてごめんね。」 上坂君の話を最後まで聞かずに歩きだした。 というか、腕を引っ張られているので自分の意思じゃないけど。 真弥の歩くペースは速くて小走りしないと追い付かない。 そのまま腕を引かれ手慣れたようにラブホへ。 やっぱりな…って感じ。 今日はいつも以上にイライラしてるからなおさら怖い。 なにされるんだろう。 痛いのは嫌だな…。