いつもだったら
そんなワタシのキモチを汲んだカレは
車を飛ばして
突然会いに来たりもした。


だから
ちょっとした期待もあったけれど
カレは朝だけじゃなく
夜も1日おきに勤務するくらい多忙で
だから
会うことなんて難しかった。


どうしても
辛くなったとき
ワタシはカレに
「会いたい」と言った。


ワタシは
会いたいと言えば
いつだって
ムリをしてでも
会いに来てくれることを知っていた。


だからと言って
いつも
会いたい
会いたいとは
言ってはいられなかった。