無言の部屋に
ふたりでいるのは
やっぱりつらくて
どっちかが逃げようとする。


「コンビニに行って来る」
カレは無表情で
スニーカーをはきながら
ワタシの顔を見ることもなく
部屋を出て行った。


ひとりの部屋は
さらにシンとしていた。



そして
もっと
淋しくなった。



ケンカしても
淋しくても
やっぱり
キミとふたりがいいな
そう思う瞬間だった。