それは、人の数だけ答えがある。


 たくさんの人に読まれる作品を書ける人を「個性がある」とか「才能がある」とか、陳腐な言葉で表現することはできるけれども。

 面白い作品は一つではないし、人が面白いと思うものも一つではない。

 今日流行っているものでも、明日には廃れているかもしれない。
 今日埋もれているものでも、明日には日の目を見るかもしれない。

 だから迷わず、自分の『好き』なものを書けばいい。

『あなた』が好きで面白いと思うものは、
他の誰でもなく『あなた』にしか書けないものだから。


 世界にひとつだけの『あなた』の物語を、どうぞ好きなだけ書いてください。


 それが『観月』の答えです。