カマのケがあるのか?…駄目だ。」

兄は髪飾りを部屋へ隠す。
戻ってきた悠太。

「ない!?…。」

希望を失った悠太は落ち込む。

「…オレは、好きだ。」

悠太はばれないように帽子を深く被って近くで見る。

ドキドキ。

そうだ!悠太はおひねりに1万円(貢ぐ)。置く。彼女(麻友美)はびっくり。悠太は去ろうとする。

「待って下さい!こんな大金!?」

悠太は逃げる。麻友美は、

「…あの人は誰なの?」

悠太が性欲を覚える。

(喋りたい、彼氏いるのか?…嫌だ!)

そして喋りかける。

「チビ!」

照れる。隠そうとする。彼女は反抗する。かわいい。

「チビに欲情するか!」

反対の言い訳。

”彼女が欲しい!”

そして、彼女を助ける。嫉妬。

(好きだ、好きだ!!)

悠太は彼女を抱く。

「麻友美、麻友美。」

覚えた名前を叫ぶ。

”好きだ!!”

悠太は目覚めた。震えている。

「…どうしよう。」

自分のしたことを整理。…。


悠太の兄は、思い出す。

「…あの髪飾り!?」

麻友美の兄と弟は、

「髪飾り?」

兄は、

「…いや、何でもないです。」

(…弟には悪いことしたなぁ。あれが彼女に対するものなら。)

悠太の兄は麻友美の兄に、

「一緒に回りませんか?先輩に言うのは恥ずかしながら。」

麻友美の兄は。

「いえこちらこそ。そ…そんな(殴った…)。」
「私は下っ端ですから。習う事だらけです。」


「ただいま…。悠太が帰ってくる。」

いつもより遅い帰宅。母は、

「おかえり。今日は遅いね。どうしたの…って顔まっ赤。熱あるの?」

母は触ろうとする。悠太はびっくり、

「いいから!」

急いで部屋に。母は、

「何あのコ?」

部屋に逃げた悠太。ベッドに寝込む。

「はぁはぁはぁ…。」

ドキドキする。

「かわいいかわいい。…身体が熱い。こんな感情…身体が!?はぁはぁ…。」

息が荒い。顔が浮かぶ。一人の女性。

「悠太、ごはんよ〜。」
「いらない!!」

悠太は眠っている。
夢。彼女は手を繋ぐ。彼女はにっこり。彼女