「女だよ。あ〜、お兄ちゃん心配してる。男だったらどうしてたの?」
「まだ早い!」

絢美と麻友美は笑う。

「お兄ちゃんかわいい。ヤキモチ?」
「…あのなぁ…からかうなよ。」
「いいヤキモチだね。…爪の垢煎じて飲ませたいくらい。」

絢美は、

「猫ちゃんはしないよ。」
「…言わないで。」

兄は、

「何だ?猫ちゃん…って。」
「言わないで〜。」
「絢美とまゆたんの内緒ね。」
「…そうですか。何だかいかがわしそうな表現だね。」


絢美はオフロに入った後、亜希に抱き着く。

「お兄ちゃんも女のコ作ればいいのに。」

亜希は笑って、

「兄さんはかわいい妹がいるから。それだけでいいよ。」
「ダメ。妹には甘いから。私なんて気にしなくていいのに。」

亜希は、

「何でそんなこといきなりいうんだ?」
「その…。お兄さんにも猫さんして欲しいの?」
「…あれはお仕置き。」
「ほらね。いかがわしい。」
「お兄ちゃんだって女の人にキスしたり抱いたり…。」
「そこまで強要するならいじめるぞ。」

くすぐる。絢美は笑って。

「やだ、お兄ちゃんくすぐったい。」
「本当はそんなこと言ってくれて嬉しいよ。友達の影響か…。でも絢美いつからそんな友達?」