麻友美は後部座席に乗る。奈央を撫でる。母は、

「かわいいでしょ?今から特訓よ。赤ちゃんの抱き方。全て。」
「ありがとうございます。」
「あなたは悠のお嫁さんになる人よ。これをあげる。」

ネックレス。

「平川家のお嫁さんへのプレゼント。」
「いいのですか?こんな…。」
「いいの。」
「ありがとうございます。」
「到着よ。」

兄はびっくり。

「こんなに近いなんて…。」

兄は奈央を抱いて、悠太の母は麻友美と手を繋いでいる。

ピンポン!

「ママよ、開けて。」

家にいた(出たら騒がれる)悠太は開ける。

「おかえ…ま、麻友!?」

母は、

「連れて来ちゃった。会いたいでしょ?みんな来るのまだだし二人でいなさい。」
「…それはいいけど何故、奈央をお兄さん…が抱いているの?」
「奈央が気に入っちゃって…早く入れなさい。」
「…はい。」

悠太は奈央の髪を撫でる。奈央はきゃあきゃあ喜ぶ。


悠太の部屋。悠太と麻友美は二人きり。悠太は麻友美を抱いて、キスをする。見つめ合う。

「う…。」

麻友美に悪阻。

「大丈夫…?」

麻友美の背中をさする。麻友美は、

「抱いて?赤ちゃんを温めて?赤ちゃんを愛して?赤ちゃん、お腹の中で裸なんだよ。悠の温もりを求めてる。」
「麻友…。」

悠太は麻友美をベッドに座らせ、

「赤ちゃんが裸だったらオレらも裸でいようか。」

麻友美は頷く。悠太はゆっくりと麻友美を裸にしていく。ベッドに寝かせ、悠太自身も服を脱ぎ、赤ちゃんを傷付けないように気を遣い、ベッドに入り、麻友美を包み込むように抱く。

ちゅっちゅっ。

キスをする。

「ああっ…あぁ…、」

麻友美は感じる。悠太は麻友美のお腹を優しく撫でて、

「パパだよ。キミは元気ですか?心配しなくていいから元気に生まれて来るんだ。パパが温めてあげる。」

麻友美は落ち着く。


麻友美の兄が来る。

「おい、妹ちゃんが恋しがっ…。」

ベッドで抱き合う二人→床には二人の衣服、下着→目の先に麻友美のピンクの下着→!?

「テメェ人の妹を!?」
「ぎゃあ!!」

奈央も嫉妬しているようだ。悠太は焦る。

「お兄ちゃんやめて!…