れたというから。これはちょっとしたものだけどってナオキくんにはどうかなぁ。」
「ありがとう。」

入って。

「お邪魔します。」

部屋。

「本多さんの妹さんだ。あの時はびっくりしたよ。いきなり告白するから。」
「…?」
「覚えてないみたいだね。ナオキの横にいたのに…そっちしか見てない。」
「…ごめんなさい。かわいいね。子供。ナオキにそっくりだ。」

あさみは、

「ナオキさんに似るなんてこれ以上のことはないです。」

ナオキは、

「高瀬も早く結婚しろよ。」
「…相手のいることだ。子供なんてまだ遠い話。まず相手だ。」

「あさみ、和也いる?」

未亜が来る。びくっ…。

「よ、タカ。」

義人は、

「久しぶり、本多さん。」

未亜は、

「うちの甥っ子かわいいでしょ?っていうか、かわいいし。」
「…はい。」

ナオキは、

「相変わらず男勝りだなぁ。」
「いいの。あさみ、抱いていい?」
「いいよ。」

未亜は抱く。

「本多さん赤ちゃんにメロメロだね。」

ナオキは、

「はは…。」

和也は泣く。あさみは、

「授乳かなぁ。」

未亜から和也を受け取る。ナオキは、

「ごめん、少しだけ別の部屋に行こう。」


未亜と義人は別室に2人きり。(ナオキは授乳の手伝い)
甘いキス。

「名前を出そうとしたね。」
「…ごめんなさい。疑ってるかもしれない。」
「帰り、うちに来れる?」
「はい。」

キス。

「そろそろナオキ来るから愚痴でも言おう。」
「うん☆」

ちゅっ☆


「でさ、どう思う?人の妹妊娠させて臨月近くになっていきなり妊娠させた。とか、揚げ句の果てにはお姉さん。って何故同じ年の弟なけ?」
「…ハハハ。ナオキはいい奴だよ。」
「どこが!」
「小学生からの仲、いち早く友達になって、遊ぼ。って言ってくれた。気取ってるわけでなく、優しくて喋りやすくて。」
「…あさみを妊娠させたもん。」
「ナオキも悩んだんじゃないかな。数打つようなタイプじゃないし。あいつの昔からの女性関係知ってるけど彼女はいらないと言ってた。文化祭で心を奪われるまでは。」
「…そんなの。」
「彼女ができたら報告されてるよ。大親友