新月の夜

…ああっ!?」

悠太は麻友美の腕を掴んで、服をはだけさせ、ブラのホックを外し、

カリ…カリリ…。

乳首を噛む。

「や…素直に言うの…望まれないなんておかし…はぁはぁ。」
「ちびっこは黙れ。」
「ばかにするなら何でこんな事…あぁっ…。」

悠太の手は麻友美のスカートの中へ。

「はぁはぁ…。」

麻友美は悶えているが耐える。母は一部始終を見てしまう。

(恋人…?)

悠太は落ち着いてくる。その頃には麻友美は濡れている。

「素直になって…。」
「…ごめん。」

悠太は素直に謝る。そして優しくキスをして抱き寄せる。麻友美は、

「悠が素直に言わなくてどうするの?」
「麻友…。」

母は二人が恋人どうしだと確信する。母は、

「悠太、入っていい?」

二人は何もなかったように振る舞う。

「母さん…ごめん。本当は嬉しいのに気になって。母さんが悲しむのを見たくなかった。」
「あのね、ママね、悠の弟か妹産めるなんて幸せ。パパの子孫を増やせるのは嬉しいよ。悠にお兄さんになって欲しかった。でも直ぐにこの子おじさんかおばさんになっちゃうね。」
「え…。」
「そこまでして隠したい?」
「!?」
「女の子押し倒すなんて年頃になったのねぇ。性に暴走しちゃって☆」
「……。」
「ドア少し開いてたよ。あ〜らあら。彼女の感じるツボを押さえてるなんて慣れてるね。何度も関係持って。」
「……。」
「隠すわよ。パパへ復讐。悠のどこを好きになったの?」
「……。」

母は麻友美に近付き、こっそり、

「うちの息子を好きになってくれてありがとう。」

と囁く。

「え…?」

麻友美はびっくり。母は、

”悠には内緒よ。”

と合図。

「母さん、麻友に何を吹き込んだ。」
「さぁね、そろそろ嫁姑争いに!?」

悠太は、

「好きにさせない!」

意地。

「本性現した。」
「……。」


戻る。

「…説得するのにもこの頑固者にはなかなか通じなくて。」

父は、

「母さん泣かすなよ。」

(悪魔だ、絶対母さん悪魔だ。)

「あさみちゃん大丈夫?」

亜希の母は気にする。

「大丈夫。ごめんね、みかこお姉さん。」