「優ちゃん、おはようさん」



「お、おはよ」


……いつも通りにしてくれたのは水城の方だった。



「今日のお昼も中庭で食べるん?」



「え、何で知ってんの?」



「昨日偶然見かけてん」



「ふーん…」


ニコニコしながら首を傾げる水城。



「どこで食べようがあんたには関係ないでしょ?」


……いつも通りっていうか、いつも以上に冷たくしちゃった。



「うわぁ…相変わらず冷たいなぁ。……それが好きな人に対する態度か?」



「なっ…!」


最後の方を小声で言った言葉に思わず声を上げる。


水城を見ると、ニヤッと笑って席に戻っていった。




……そういう風に言われた方が楽なんだけど。


なんか弱み握られた気分。