「……殺……すぞ……」



2度目の警告は、息が続いていなかった。



そろそろ、体の力が入らなくなると思う。



私の予想通り、少年は座って居られなくなり

絨毯に腕を着く。



彼氏に復讐をしてる気分に思えて



私は無意識の内に、うっすら笑みを浮かべていた。



ドサッ。と、少年が床に倒れ込んだ時

笑みを浮かべていた私は、ふと我に返る。



まるで悪魔のような自分の態度に気分が悪くなり

とっさに復讐心をかき消した。




倒れ込んだ、少年の体に掛けた。



そして、少年の冷えた体を温める為に

仰向けに横になる少年の体に、ギュッと身を寄せた。



体中がしびれている少年は、私を拒む事が出来ない。



拒む気力すら無いはず。



きっと体のしびれが取れたら

少年は眠気に勝てず