を可愛いと呟きながら

まるで愛しい孫のように接してくれている。




一瞬胸の中が暖まったけども

私はキッチンカウンター越しに見える少年の後ろ姿に視線を戻した。



「彼…ヘルパーになったんですか?」



私は、寝ぼけていた時に聞いた2人の会話を思い出してつい聞いてしまった。



もちろん、離れたキッチンで作業している少年には聞こえてない。



お婆さんは嬉しそうに頷いた。



「半年前に初めて会った時から、この子がいいわ。と思っていたの。」



半年前?



思わず聞いてしまいそうになったけど、少年が怖いからやめておく。