「…おまえ処女か?」


ああ…
体、か。


「ウリで学費稼いでた」


あたしの言葉にショータは一瞬目を見開いたが、すぐに元に戻った。


「おまえの母親、学費さえ出さなかったのか?」


こんな有名ヤクザに娘売るような奴が学費なんて払ってくれるわけないじゃん…


「会ったなら分かるでしょ?」


その言葉に龍大は納得したみたい。


「じゃあそれで払え」


それでって…


「そんなん一生かかっても無理だと思うよ?最近、不景気すぎて買ってくれる人が少ない。」