ショータはおとなしくなったあたしを椅子に座らせる。


目の前にクロワッサン。


さっきまで担がれて不機嫌だったあたしはもういない。


今はクロワッサンしか見えてない。


「タキ。今日コイツに付き添ってやってくれ」


やっぱり勝さんが焼いたクロワッサン…


「めちゃうまッ」


「はい。しかし…ほんとよく食べるなぁ」


タキさんはニコニコ見ている。


ショータは、非常に嫌ぁーな顔。


ショータ、朝は食べない人だからなぁ。


コーヒーを飲んでるショータにクロワッサンを持って近付いた。