「なぁ?そこの可愛い子一人?俺達と一緒に遊ばない?」

ナンパ?
しかも何かくっついてくるし…

「放してください!」


「いいじゃんか、チョットくらい」


「嫌です!」



「…なぁ?お前ら人の女に手ぇ出すのやめてくんない?」

だ、誰?


「チッ”彼氏いたのかよ」

「あのぉ…ありがとうございます」


「良いよ全然!あぁゆうやつには気を付けてね?」



いやいや…
あなたはどうですか?
深くキャップを被って
顔がよく見えない。


…でもチラッと見えた笑顔が誰かに似てる。

「はい!あの、お名前は?」



「お、俺?名乗るほどの者ではないよ」


「え…でも」


「…じゃあね!」


男はそう言って去っていった。