溺れた愛のシルシ





あとちょっと・・・。


りっくんが手を振っている方へ
あたしはゆっくりと板を滑らせた。


あと20メートルもない...。


そんなときだった……。









「え・・っ?!!きゃぁっ!!!!」



安心して力抜いてたら…。
立ち入り禁止の網を通り抜けて、

誰もいない茂みにあたしは紛れ込んでしまった。