溺れた愛のシルシ






やっぱりちゃんと聞いてないんじゃん...



まぁ聞いてないなら
聞いてないでいいんだけどさ…。



と思ってましたが...。






「んだお前。浮気?」


「違うよッ!」



あたしはまたベッドから
勢いよく起き上がって、それと同時に


手元にあったクッションを、
座っているお兄ちゃんに投げつけた。






モフッ―――――――――



でもお兄ちゃんは、
そのクッションを身体で受け止めて、
ナイスキャッチした。



反射神経ハンパじゃない。




と、目を丸めているあたしに、






「お前、他人のことばっかで、自分のこと全然わかってねぇ。」