溺れた愛のシルシ






頭の先から体温があがっていくのが分かった。



「……。」


「な、那奈?」


「ご、ごめんッ。あの…あたし……。」



言いたいのに言葉が詰まる。



「あたし、りっくんの事、世界で一番スッッ……」



プチッ――――――――――-


あ、あれ?!


勢い余って…。嘘…。



電話切っちゃったぁ?!!!





ほんといいところでなにやってんだろう…?




あたしって神様に嫌われてるの?