暫く、そのまま遠くを見つめている。

 さっきまでの笑顔ではなく、真面目な顔だ。



「ここ、俺のストレス発散場」


 朗先生はそういうと突然叫びだした。



「っちくしょーーーーーーー!」

「っ!」



 びりびりびり、と空気が震えるのが分かった。かなりの大声。


「ふざけんなーーーーーーー!」

 さらに叫ぶ朗先生。

「朗先生……ストレス溜まってるの……?」

 片耳を塞ぎながら聞いてみると、朗先生は別に? とニッコリ笑った。

「思い出しストレス」


 なんじゃそりゃ!