先生と王子様と演劇部な私。



 ダメだ、今はあまり見てはいけない。





 ――そう自分に言い聞かせているのに、柚子の方から近付いてきた。


 目の前に立つ、トレーを持ったメイド服の柚子。いつもなら喜ばしい距離だが……。





 下ろした髪が可愛い。

 他のやつと同じメイド服なのに白と黒のコントラストさえ、特別に見える。



 似合いすぎじゃないか……?






 柚子にコーヒーを手渡され、受けとる。



 そうか……。