「俺、とことんこの舞台に嫌われてるのかもな~」
また立てなかった、と上を向いた堀木戸さんが溜め息を吐きながら言った。
「お陰で俺はまた、平の代役だよ」
朗先生が苦々しく言うと、堀木戸さんが鼻で笑う。
「お前、本気でそう思ってるの? どうだった? 代役の朗を観てさ」
堀木戸さんは朗先生に向けてた視線を、私に移して聞いてきた。
「代役だなんて思えない……」
私は本心でそう言う。私の中で王子様は朗先生の王子様だし、こんな素晴らしい王子様が代役だなんて、とても思えない。
「だよね? 俺もそう思ってるよ。だって、本当は俺が朗の代役なんだもん」
堀木戸さんがサラリとそう言うと、由美ちゃんは驚いた顔で堀木戸さんを見つめた。
朗先生も怪訝そうに眉間に皺を寄せる。
また立てなかった、と上を向いた堀木戸さんが溜め息を吐きながら言った。
「お陰で俺はまた、平の代役だよ」
朗先生が苦々しく言うと、堀木戸さんが鼻で笑う。
「お前、本気でそう思ってるの? どうだった? 代役の朗を観てさ」
堀木戸さんは朗先生に向けてた視線を、私に移して聞いてきた。
「代役だなんて思えない……」
私は本心でそう言う。私の中で王子様は朗先生の王子様だし、こんな素晴らしい王子様が代役だなんて、とても思えない。
「だよね? 俺もそう思ってるよ。だって、本当は俺が朗の代役なんだもん」
堀木戸さんがサラリとそう言うと、由美ちゃんは驚いた顔で堀木戸さんを見つめた。
朗先生も怪訝そうに眉間に皺を寄せる。

