訳も分からずパニックになりそうだった。
でも先生の声には逆らえず、私が舞台に駈け寄ると、朗先生は手を掴んで舞台に上げてくれた。
「練習したんだろう?」
朗先生はふわりと微笑むと、私の右手を取ってお辞儀をした。
「一緒にやっていいの……?」
「あなたと踊りたいのです。踊ってくれますか?」
王子様の目が私を真っ直ぐに見つめる。
五年前のあの声を、こんなに間近で聴けるなんて。
何度も何度も一人で練習したシンデレラ。
まさか、あの王子様と演じることができるなんて……。
「喜んで……」
私は泣きそうになるのを必死に我慢しながら、王子様の……朗先生の手を取って一緒に踊った。
でも先生の声には逆らえず、私が舞台に駈け寄ると、朗先生は手を掴んで舞台に上げてくれた。
「練習したんだろう?」
朗先生はふわりと微笑むと、私の右手を取ってお辞儀をした。
「一緒にやっていいの……?」
「あなたと踊りたいのです。踊ってくれますか?」
王子様の目が私を真っ直ぐに見つめる。
五年前のあの声を、こんなに間近で聴けるなんて。
何度も何度も一人で練習したシンデレラ。
まさか、あの王子様と演じることができるなんて……。
「喜んで……」
私は泣きそうになるのを必死に我慢しながら、王子様の……朗先生の手を取って一緒に踊った。

