隣にはあなたしか。





言われるがまま・・・。


アタシはミナミ先輩の後ろに居ます・・・。




「つかまっとけ」



「いいです、大丈夫です。」



つかまらないと危ないけど、周り見ようよ・・・。


だって、だって、女の子たちがぁッッ!





「あの後輩だれッッ?!最悪!!!」


「誰よあの子!ミナミくんの自転車に乗るなんて!!」




やっぱりね・・・。




「あの・・・やっぱ自分で帰ります・・・。」



「何だよ、今頃。」



「だからその・・・アタシいじめられるかも・・・。」




「はぁ?」



「だから・・・ミナミ先輩と居るといじめられるんですよ・・・。」



アタシはいってしまった。

別にアタシはミナミ先輩の事が好きってわけじゃなぃし・・・。


なんでいじめられなきゃいけないの??



「・・・つかさ。」


「え?」



「・・・・家、ついたけど。」




「え、ウソ!」



「ウソじゃねぇし。」



「てゆーか・・・なんでミナミ先輩知ってるんですか、アタシの家・・・。」





そう言うと、ミナミ先輩の顔が真っ赤になった。



あれ???