「うーん…夏山学園ってどこなんだよー」 真緒は鞄を片手にキョロキョロ見回した。 「春日真緒さまですか?」 真緒は声が聞こえた方を振り向く。 そこには40くらいの男性が立っていた。 「私、学園長の秘書の鎌田と申します。事情は聞いてますので…」 「あ、はい。」 真緒は鎌田の後ろをついていく。