ケン坊は昔と変わらない。


クソガキを地でいった少年だった。


あたしとも、よく遊んだ。


楽しかった。


でも、今じゃ、ものたりない。


だから、おいてけぼりにした。


あたしだけ、進んで行く。


ケン坊は、ケン坊のまま、そこにいればいい。


そんな風に思ってた。