なんてことを言いだすんだこいつは。
「あのねぇ・・・・」
やっぱりだめだ。
英語ができない人の気持ちができる人になんか理解されるわけがなかった。
勉強を見てもらうのはやめよう。
なんとか1人でがんばるか、先生捕まえて質問するしかない。
そう考えて、創平に勉強を見てもらうのは断ろうと思った。
創平だって教えることを条件に補習を別日に変えてもらう約束をしてたけど、あたしが先生に創平に教えてもらったと嘘をつけばいい。
断りのセリフを口にしようとした時、あたしが胸に抱えるように持っていたテキストに創平の腕が伸びてきた。
「ちょ!!!!」
「わっ」
テキストを持ったまま両手を高く振り上げ、そのまま頭の上へかかげた。
「おい急に腕あげんなよ。そのままおっぱい触っちゃうとこだったじゃん」
「何言ってんのよ!! ていうかなに?!なにするつもり?!」