だってその瞳があまりにも寂しそうに影を落としていたから…
…まるで捨てられた子犬のよう
「は、陽生ごめ…そんなにチョコレートが欲しかったの!?」
「……」
そんなに食べたかったの??
「だったら私今から…」
今から買いに行ってこようか?
そう言おうとした瞬間、グイっと引っ張られた私の手
ハッと瞬きをした時にはすでに私の唇は陽生の唇に強引に塞がれていた
それは一瞬の出来事で
私の手を握っていた陽生の手はいつの間にか私の腰に回され
気づいた時には私の体はキッチンの隅っこの壁に追いやられていた
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