「…何かって…別に特に何もないけど?」


「えっ」


「何?急にどうしたの?なにかあるの?」



突然何の日だ?


って、聞かれても…


そんなの急に思い浮かんでくるわけない


とりあえずお互いの誕生日ではないってことだけは分かるけど…



「あ、ひょっとして昨日のプリン?それならちゃんと陽生の分も残してあるから冷蔵庫に…」


「ちがーう!そうじゃない!」


「えっ?」


「またまた~果歩は冗談がうまいな~そうじゃなくてさ、ほら、他にこうもっと何かあるだろ?」



手で意味不明なジェスチャーをしながら訳の分からないことを連発する陽生が何故かまた嬉しそうにほほ笑んだ