「さっきはごめんね、陽生」 少しだけクスッと笑った私はそっと陽生の枕元に綺麗にラッピングした箱を置いた さっきのお詫びもかねて 今日ぐらいは優しく背中とか流してあげてもいいかもね な~んて感謝の気持ちを噛み締めながら 陽生の待つバスルームへと足を向けた そして 『いつもありがとう、大好きだよ』 最後に精一杯の愛のメッセーカードを箱の上に添えた私は やっぱり可笑しくてクスッと笑みを零したのだった end (2010・1・25)