「で、あれから大野君と何もないの?」


「えっ//なんで?あれっきり会ってもないし、あるわけないじゃん。」


「あ~そう。でも、会議室だっけ?会議室に行けば会えるんじゃないの?」


「なんで?いるわけないじゃん」


「何言ってんの‼だってあそこはほとんど使われていないんだよ?そんなところに人がいると思う?」


「いるわけない…」


「じゃなんでそこに大野君がいるの?」


ウチは奈々の問いかけたのに対して、深く考えていた。
そしてついに思いついた!


「あっ!そっか。大野君はあの場所が自分の居場所みたいになってるんだ‼」


「そういうこと。やっとわかったね。」


ウチは自分のバカっぷりを改めて知った。