罪人の恋~少女side~【短編】

少女はそれから一週間後に目を覚ました

看護婦が付っきりで世話をしている

「(……あの子、今何しているかなぁ)」

少女は曇っている窓の外を見て

寂しそうな表情をした

「(……名前……いえなかったなぁ)」

少女は少年からもらった手紙を見ながら

ため息をついた