「―――話はわかった。でもなんで私なのっ!」 「ちょうど良いところにいたから?」 ふざけんなっ! 「はぁ?嫌だよ。私、いかないからね。」 男の人がにやりと笑う。 「ふーん。じゃあ、この荷物、いらないの?」 私のかばんをくいっと持ち上げる。