入るか迷っていた時だった。

「あら、あなたが秋ちゃん??」

「!?」


声の主はホテル(マンションだけど。)の窓から顔を出している女の人だった。
すごく美人だった。

「そ、そうですが・・・。」

「あなたが秋ちゃんか〜・・。」

上から下までじろじろ見られた。

「??」

「フツーね。」

「は?」

何この人・・・!?

変な人・・・。てか、誰!?何で名前知ってんの?


「あ、あの・・・」

おずおずと声を出した。

「あ、ごめーん、急に!私は、白石 楓。あなたのおばさんでっす!楓さんって呼んでいいわよ。」

「え・・・」

えぇぇぇえええ!??

おばさん!?

まだ22歳か、23歳くらいに見える・・・・!

「あなたのお母さん、若葉姉さんの姉です。」

「あ、姉ですか・・・」

え、じゃぁ、40歳は超えてるよね・・・・?
すごく若く見える・・。

「あ、私世間には22歳の家庭教師ってコトになってるの。だから年はだまっててね。」

「は、はぁ・・。」

なんか・・・


この人なんでこんなに女王様体質なんだろう・・・?

私の頭はそれしか考えていなかったんだ。