奇怪な住人??

「でも・・・私は人を石にすることなんて・・」

「できないかもね。」

楓さんが言った。

「え・・」
「だって、半分が人間だもの。」
「ほ、本当ですか!?」
「まぁ・・、でも、人に金縛りくらいはかけられるんじゃない??」
「え・・・!?」
「秋ちゃんがメデューサの血の方が濃っかったらだけど。」

ー・・ふう・・。

よかった。人間に近くて・・・


・・てか、人間じゃない事はいいことじゃないから喜ぶのもへんか・・・


・・・て、雄司さんは・・・モンスターだよね・・?


「あ、あの、雄司さんは何ですか?」
「え?俺?俺は・・・・」
「なれば?」


“なれば?”??


「え、でも・・・」
「大丈夫よ。私がすぐ止めてあげる。」
「え〜〜・・・、俺あれヤダ・・」
「秋ちゃんのためよ。今教えた方がてっとりばやいし・・」
「はいはい・・」




ー・・何・・?




ババババ・・・・


「きゃぁッ!!!」

コ・・・・コウモリ!?


もしかして・・

「雄司さんって・・・ドラ・・」


バンッッ!!!


コウモリが消えた。



「きゃー!!!」


バシュッ!!!


赤い光線が走った。


ドサッ


雄司さんが床に大きな音を立てて落ちた。


「い、石・・・?」

雄司さんが石になっていた。

「見た??雄司はドラキュラよ。危ないから夜有事の部屋入っちゃだめよ。」
「・・は、はい・・!」


こ・・怖い・・・。



さっきまで怖くなかったbのに、急に怖くなった。