背中に冷水をかけられた気がした。

「お・・お母さんが・・・車で・・?」

ゴトッ!

受話器を落とした。

バタン!!!

走った。

足がちぎれるくらい走った。


_____

「お母さんッッ!!」

「あ・・秋ちゃん・・・。」
「おばさん・・!お母さんは・・!?」
「それが・・・さっき・・・」
「え・・!?どうゆうこ・・」

最後まで言えなかった。

だって、
おばさんの後ろに布を顔にかぶせた人が寝ていたから。

「お・・・おか、お母さん?」
声がこぼれた。

おばさんが泣き崩れる。

「お母さん・・・なの?」
もう一度言った。

おばさんの態度でお母さんだと言う事が分かった。

でも・・・・、

「どうして返事がないの・・?」