そのまま暮らせた事が、またわたしにおかしな自信ばかりつけた。



息子も幼稚園年長になると、登園時に泣かなくなり心配事も減ってゆく、娘もママとお喋りして癒してくれる存在になった。


相変わらず、生活状況は良いとは言えなかったけれど、何となく楽しみも見付け問題にはひとりで対処出来る様になった。

こんくらいでとりあえずいいかな、と納得させた。



子供が大人の事情で泣くのだけは、どうしても『わたしが』見たくなかった。