行く。
そして
ふと時計を見る。
もう日付が
変わってる。

ヤバ・・・
急いで
帰んなきゃ。

私はコンビニを出て
小走りした。

早く帰りたくて
人気の少ない
公園を
通った。

月が綺麗・・・

私は時間を
忘れ
しばらく
月に
見入ってしまった。

月を
見ながら
いろんなことを
考えた。

悠太・・・
私を見てよ・・・
愛してよ・・・
大好きだよ・・・

なんだか
諦めたつもり
だったのに
悠太のことばかり。

自分が
じれったくて
ウザい

なんだか
悔しくて
涙が出た。

好きって
想っているだけで
亜衣花に
募る
罪悪感。

ごめんねっ
すきっ

ひたすら
綺麗な月の下
夜の
公園で1人
声を
殺して泣いた。

悠太あ・・・っ
諦める・・・なんて・・・
無理・・・かも・・・っ
・・・っ
未練・・・がましく・・・
て・・・ごめ・・・ね・・・っ
・・・っもう
終わり・・・に・・・
するっ・・・から・・・っ

諦めよう

これ以上は
苦しすぎる。

でも・・・
今日だけは・・・
月が
綺麗すぎたから・・・
許してね・・・っ

すがる想い

どれほど時間が
経っただろう・・・?
私は
落ち着きを
取り戻し月に
微笑み
立ち上がる。

そして
家へと歩きだす。