『・・・・・・。』
「ひっく・・・。っ・・・・・・。」


玄関先でずっと泣く私を見かねたのか朝日さんが家へと入れてくれた。



リビングのソファーで座って待っていると朝日さんがココアを入れて持ってきてくれた。

『・・・・・・はい。・・・ココア。』
「あ、ありがとうございます・・・・・・。」


あったかい・・・・・・。
何とか落ち着きを取り戻せてきた。


朝日さんがキッチンから戻ってきて私の隣に座った。
そして優しく頭をなでてくれた。
その頭をなでてくれる感じをユウちゃんと比べちゃってまた涙が出そうになる。


なんでユウちゃんは優しくなくなっちゃったの?


また悲しくなって涙が出てきた。
それをぐっと堪える。
また泣いたら朝日さんに迷惑かけちゃう・・・・・・。


『辛い・・・・・・?』
「う゛ん・・・・・・。」


鼻声のうえに声が震える。
辛い、辛いよ・・・・・・。
朝日さんの優しい声も心にしみてくる。


だけど次に朝日さんはとんでもない発言をした。