私は高校2年生で妊娠した。

もちろん大好きな彼氏との子供

高校3年生で出産した。

産んで初めて親が妊娠していた・・・ことを知った。

高校もあと数ヶ月で卒業することになってたので

1週間休んで

親に見てもらい

卒業した。

彼は

妊娠中に一旦別れていたけど

出産したとき連絡して

親と病室に来た。

彼の父親は

『里子に出さないかっ』

といった。

私は

『もう気になさらないで下さい!貴方の息子さんは要りませんから』

と応えた。

あんなに大好きだった彼なのに

あの人の子だから欲しかったはずなのに

そのときは

子供だけが愛おしかった。

この子は私しか頼れない・・・・

この子は私が守る・・・・

強く強く心に誓った日だった。

その子は男の子元気に生まれてきてくれたことだけでも

最高に最高に幸せだった

私が高校三年17歳の母になった日だった。


でも恋愛していたころの私は
こんなに強くなかった。

大好きで毎回バイバイするのがイヤでイヤで仕方なかった。

ずっと一緒にいたい。

あの人の苗字で名前を書いてみたりもした。

そして妊娠・・・

私は嬉しかった。

怖くなかった。

妊娠中は学校も通った。

バイトもした。

病院にも通った。

でも親には隠していた。

ごまかすのが大変だった。

妊娠期間は不安であっという間の10ヶ月だった。

修学旅行や体育はサボってた。

ただ元気に生まれてきてくれることだけを

願っていた。