「喉が焼けるように熱い! うう…うっ‥ぅ……」 カッと目を開いた後、 奏くんは動かなくなった。 手を持って 机の隣に座らせる。 これで もう奏くんは永遠に僕のものだ。 邪魔者はもういない。 「やっと僕のものになった」 部屋に足りなかったもの。 奏くん。 部屋は奏くんで満たされたよ。 僕の愛した人。 愛した人形。