『前川先輩!!』





聞こえていないのか反応を示さない飛鳥。




『ん~シカト??んなわけないか』




もう一度同じように呼んでみた。




「それ、俺のこと・・・?」



『はい!』


「なんで前川先輩なん?同級生やんか~」



『いや・・・歳は一個上だから・・・・』







「そんなん気にせんでええよ~。
 呼び捨てでも。あ、飛鳥でもええで♪」







『じゃぁ・・・・飛鳥さん!!』



「あすかさん・・・・・まぁええか♪」






この時、飛鳥は



ぎゅっとしたいくらいかりんがかわいいと思った。




「あ、敬語も禁止な?」


そういって笑った顔はすごくかっこよくて


ダンス教室にファンクラブがあるって噂も納得するくらいだった。





それから飛鳥とかりんは



急激に仲良くなった。




だが、それを快く思わないものもいた。