この星に破片が落ちた

粉々になった星のかけらの上で
あたしは叫び続けた

誰かあたしを見つけて!!

長い時間が経った

もう声も出なくて
涙も枯れていた

あなたはオレンジ色の
大きな大きな光に包まれて現れた

黙ってあたしの手をとり

あたしはその星に乗った

暖かくてきれいな星だった

また長い時間が経った

幸せだった

あたしは花をつみ
かんむりを作った

あなたは毎日それを
優しく見ていた

あたしのとなりで
微笑みかけた

気がつかなかった

あたしの足は少しずつ焼けただれ
1人では立てなくなった

あたしは願った

どうかこのまま
この星にいられますように

あたしは少しずつ小さくなった

オレンジの星はあたしを食らい続けた

あなたは微笑んでくれなくなった

あたしを見なくなった

あたしはこの大きな星で
またひとりぼっちになった

ただ毎日を数えた

花びらの数を数えるように

いつまでもあなたは戻らなかった

あたしはかんむりを作り続けた


自分のために
かんむりをあんだ